現代の家出少女たち

2011-11-06

家出少女たちにとっての「家」というものは、確かに大切なものではあるのでしょう。心の支えとまではいかなくても、少女たちが自由に振舞えるのは、「家」があるからだともいえます。
しかし、かつての少女たちにとっての「家」と、現代の少女たちにとって「家」に対する認識を比べてみると、現代の少女たちの「家」はずいぶんと軽いものになっている気がします。
かつては、家で何か嫌なことがあると、それを学校にまで引きずっていってしまうという少女も多くいました。
しかし、最近ではその逆で、学校であった嫌なことを、家に引きずってしまう少女たちが増えているように思います。
つまり、「家」というものの存在が、少女たちにとって軽いものになってきているといえるでしょう。
少女たちにとって「家」は、寝るためにある場所であり、携帯電話を充電するための場所、それ以上でもそれ以下でもなくなってきているのです。
そうなると、寝る場所、携帯を充電できる場所がよそにあれば、わざわざ家に帰る必要を感じない少女たちも増えてくるのです。
少女たちにとって「家」は精神的な充足を得る場所ではなく、物質的な充足を得る場所であるともいえるでしょう。
「家」にはもっとさまざまな役割があると思うのですが、少女たちは目の前の楽しさや友達との付き合いのほうが大事で、そのことに気づくことは難しいようです。
こうした少女たちに対して、「家は大事なもの」などという説教をたれるのは、大いに疑問を感じます。
今の神待ちたちには、こうした「家の大切さ」をまだ理解することが出来ないからです。
たとえ理路整然と諭してみたところで、呆れられるか嫌われるのがオチでしょう。
少女たちに必要なのは、時間です。大人になることです。
年齢を重ねていくうちに、「家」というものの本当の大切さがようやく解る日が来るに違いありません。

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